「勝てないからつまらない」は対戦ゲームの前にゲームとして終わってる

http://www.msng.info/archives/2009/08/want_to_win_even_by_chance.php
うーん、「"たかがゲーム"で勝つために数百時間単位で努力(笑)」って、恐らくは多数派の人の考え方だと思うけど、そういう考えに至る前に「勝つこと以外に楽しさがない」ってのがあったら、そのゲームは対戦ゲームの前にゲームとして終わってる。ちゃんとしたゲームってのは勝っても負けてもそれなりに楽しいはずで、
テーレッテージョインジョイントキィ (北斗の拳の格ゲー)
みたいな、やられたほうはポカーンとするしかないようなゲームは対戦ツールとして優れてないわけで。


というか「運で勝敗が決まる」「勝利以外に面白い要素がない」ようなゲームって「勝つためにやりこむ」必要がないじゃないですか。日夜ジャンケンの練習してる人なんていないでしょう。ジャンケンなんて勝敗に付加価値でもつけない限りやる意味がない。こんなゲームって商業的にどうなんでしょう。


ちなみに、ポップンは結構前から1台で2人対戦できたり、数年前からオンライン対戦が実装されたりしたけど、ここには「運では埋められない実力の差」と「勝敗以外の楽しさ」は間違いなく両立できてるんですよ。まあ、音ゲー部分が主で、対戦要素はおまけみたいなもんですけど。



将棋だったら名人とやってコテンパンにされても面白いんじゃないかなーとは思いますけどあくまで実力差で勝敗が決まるゲームの例として、例えば「コマの動かし方を知ってるだけの素人」と「名人」が対戦したときにその実力差をひっくり返せるような運要素を追加して、それで勝って果たして本当に楽しいのかどうかみたいな疑問もある。
例:「近くで遊んでるクソガキが気紛れで空爆攻撃をしてきて、その時に動いた駒(逆に向いたら相手の駒になる)はそのままとする」
これは多分どっちが勝つかわからない感じになると思いますけど、万が一素人の俺が「なんか上手い手打てたんじゃねコレ」って感じの時に空爆攻撃されたら、その空爆で名人が不利になっても俺だったらキレますね。


まあ、実際に顔合わせて対戦するならまず遊ぶゲームを選んだ方がいいんじゃないですかね。格ゲーとか落ちゲーとかやめてカタンでもやってた方が賢明。