就職活動がアホくさいというのには同意できる

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/201677.html
まあ、言ってる事自体には同意できるんだけど「大学生がそれ言っちゃうんだ」感はある。
俺は高専卒なんだけど、俺に限らず高専に行くような奴らは中学生の時点でほぼ「何になるか」を決めて進学してると思うんだよね。つまり14歳か15歳の時点で就職へのスタートを切ってるような感じ。
対して、大学へ進学した人も「いい高校に入っていい大学に入れば就職に有利」とかそそのかされたのかもしれないので、14歳15歳には就職へのスタートを切ってたつもりかもしれないけど「○業種○社は必須!」みたいなのをほざいてるのを見て「20年も生きてて「何になるか」も決めてなかったの!?」という印象を受けるわけです。
まあ「最終的な進路を決めずに可能な限り選択肢を多く残すルート」としては大学に進学するのがベストだとは思うんで「大学進学とかねーよ」とまで言うつもりもないんですが。
「決定を保留し続けたしわ寄せが就職活動にきてるんじゃないの?」って思うので、何業種も受けてる奴の苦労はこんなもんでいいと思うし、逆に早目にルート決定した人はもっと簡単に就職できても良いと思うんですけどねえ。実際は中卒高卒での就職は断然不利だし俺が理想とする仕組みになるのは難しい。



ていうか大学へ行って学問をするんであれば「労働は下民のするもの。高等遊民は学問する」くらいの気持ちでいいと思うし、それを許容できない社会が不完全なんだと思うよ。だってわざわざ大学行って中卒高卒と一緒の仕事するとかわけわかんねーし、かといって大卒しかできない仕事なんて学問くらいしかないじゃん。だから大卒に単純労働とかさせるべきじゃない。
みたいな考えの人が大企業病になって「大企業での単純労働を志す」みたいな中途半端な状況になってるのは見てられないです。
いつか書こうと思ってたのついでに書いとこう。
なんか就職活動してる大学生でたまに誰でも知ってる会社しか受けてない人いるよね。というかそいつも「そもそも知ってる会社」しか受けないし、他の会社を知ろうとか考えてないし。そういう奴が就職できないのは仕方ないと思うし「いや、その誰でも知ってる会社って確率的に無理だろ」って言ったら「じゃあ…」って出してきた会社もやっぱり誰でも知ってる会社で度肝抜かれた。しかも「テレビ局より会社の規模が小さい=楽勝」くらいの感じで言うし。
「終身雇用の時代は終わった」とか言いながら「最初から最も理想とする企業に入りたい」って考えてたりするじゃん。明らかに矛盾してるよね。どうして「どっか適当な所に入って経験積んでから理想とする企業に鞍替えしよう」みたいな話にならないのかわからん。
大学が就職のための予備校でないことには同意するけど、生きる上での割り切りとか妥協とか学べないものなんだろうか。


つーかくたばるべきは就職活動じゃなくて労働。
「生きるための仕事」とかいらねーから「生きるための金」だけほしい。
この北大生たちには是非政治家になっていただいて、働かないでいい社会を作って欲しいですね。就職活動を敵対視とか近視眼的すぎる。


あとこのデモってスーツでやるの正解なの?就職活動否定するならジャージとかのほうがいいんじゃないの?



この辺の「大学に行くより簡単に就職まで進めるルートがあるよ」って話は中学生にこそ知っといてもらいたいと思うんだがここの一番上に未成年は読まないでねとか書いてるので矛盾してるし俺はほんとにどうしようもない奴だ。
もっと健全な人が中学生に高専へのルートを示してくれる事に期待します。