今の子供達にどうやって○○の楽しさを教えたらいいのか?

http://anond.hatelabo.jp/20070914115225
別に楽しさなんて教えなくてもいいんじゃないかなー、人手が足りないとはいえ農業よりは成り手がいるし。と言いたいところだが、実際今の日本のプログラマーって別にプログラマーに成りたくて成ったって人はそんなに多くないよね。俺は「プログラミングさえできればどこでもいいや」で就職したけど、「IT系に就職できればいいや」的な「何をしたいか」を伴わない人って結構いると思うんだ。もっと「コード書きたい!コード書かないと死ぬ!」って奴が一杯くるといいのにと思っているので、教えられるなら楽しさを教えておいて損はないと思う。


ちょっと話は逸れるけど、PCの画面から目を離してざっと辺りを見回して欲しい。視界にある物の中でそれを実際に作った事がある・それの作り方がわかる・それを作る事が楽しいだろうと思うものってあるか?なくない?でも実際はそれを「仕事で」作っている人がいる。その人たちがどういう経緯でそれを作る仕事に就いたかは知らないけど、楽しいとか作りたいでその職に就いてる人はプログラマーみたいに少ない割合だと思う。
自分の進路を決めるまでに大人たちが何か「工業製品」を「作る楽しさ」を教えてくれるような話は聞いた事がない。いや別に仕事なんて必ずしも楽しくなくてもいいと思うんだけど、できれば楽しい・作りたいで仕事目指してほしいじゃん。「自分がやりたいと思うものが見つからない」とか言い出して就職しないのもどうかと思ってるけど、やりたいと思うものを見つけられないのは誰も教えてくれなかったからかなあと。


今は生活科とかいうのがあるらしいから、その中でそういうことやってんのかもしんないけど。


更に話逸れるけど、大学出てやりたい仕事がダンサーとかショップ店員とかの人ってまず「サラリーマンには絶対なりたくない」って言ってて、その上「サラリーマンって何やってるかわからない」って言うんだよね。実態が分からないからって「興味がない」ならともかく「毛嫌い」してるというか。彼らにとっての「仕事」ってその仕事をしている現場を直接見る機会のある仕事しかないっぽいんだよね。要するに裏方職業というものの存在が彼らの世界から抜け落ちてる。「楽しさ」もそうだけど、世の中には客に直接見えない所で仕事する人が沢山いるって事を教える必要があるんじゃねえのかなあとも思う。魚が刺身で泳いでいると勘違いしている子供がいるように、ソフトウェアがそこら辺から沸いて出るものじゃないってことがちゃんと理解されてるかどうか怪しいと思うし。
つか客と直接対峙する仕事しか知らないって、将来なりたい職業が「○○屋さん」とか「プロ野球選手」とか「スチュワーデス」とか「アイドル」とか言ってるのと大差ないと思うんだよなあ。例に挙げてる人たちがFラン大生だからといえばそうかもしれないんだが、大学生の視野がこれかと思うとちょっとがっくしする。