ドラクエだから売れる。マリオだから売れる。

ドラクエのときも同じような事書いたけど

その最新作となる「New スーパーマリオブラザーズ Wii」は、ブランド力に甘えることなく、従来のゲームの常識を根本からひっくり返す、きわめて革命的な挑戦を行ってきました。

 くれぐれも、人気シリーズなんだから、売れて当然だよね――などと思わないでください。ゲームビジネスの未来に興味があるのなら、絶対に体験しておいて、そこに込められている挑戦心を知っておくべきタイトルなのです。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20091210/211427/

マリオとかドラクエって何も考えずにとりあえず買う人数が100万単位でいるわけじゃん。今国内で100万本も売れてるタイトルがいくつあるよ。ギャルゲーなんか10万本売れたら大ヒットなんだぞ、どれだけ斬新で画期的で面白くても。
さらに言うと「こんなもん他のゲームで実装されてたじゃん」みたいな事でも、こういう下地のある作品でやると、普段ゲームやらない人たちからの「革新的!」「ヤバい!」「ワォ…」みたいな賞賛の嵐になるわけじゃないですか。「新しいことにチャレンジしたからヒットした(キリッ」とか言うためにはそういう下地を捨ててみないとわかんないでしょう。
そんなリスクを背負ってまでチャレンジした内容だけでどのくらい売れるかを確かめようとするのはマクドナルドくらいのもんでしょうけど。


NewマリオWiiをベースに「ゲームビジネスの未来」とか言うんだったらはっきり言って「いかなる斬新な発想でもブランド力の差を埋めることは不可能」っていうしょうもない結論が待ってるだけ。これは少なくとも国内では揺るがない事実。


これもついでに書いておこう
クラニンのポイント入力時にアンケートの入力があるじゃないですか。あの項目って「何を見てこのゲームを知ったか」「何を見て買おうと思ったか(複数可)」「買おうと思った最大のきっかけとなった広告はどれか(一つ)」みたいな「どういう経路で販売に成功したかを知るための質問」がしょっぱなに連続して出てくるじゃないですか。
スーファミのソフトについてたアンケートだとだいたい「グラフィック」「サウンド」「シナリオ」「操作性」なんかについて5段階評価とかの「中身」についてのアンケートが多かった。「どこで知ったか」みたいな質問は1個だけだったんじゃないかと思う。
この辺からして「営業がうまければゴミでも売れる」に近いものを感じるし、実際に「良いものを作ったからといって売れるわけでもない」のが昨今のゲームビジネス界の状況なんじゃないの。「人と話題を合わせるためにゲームをする」人たちからしたら「話題に上らなければたとえ良いゲームでもプレイする必要はない」だろうし。
まあ、「良いものを作った人たちはもっとうまいこと売り込めよ」ってのもあるけどね。良いものが売れないのはもったいない。



あともう一点
ゲーム系ブログとかでもあんまりダウンロード専売のタイトルがほとんど話題に上がらないんだけど、そういうの全然プレイしてないの?それとも「アフィ貼れないから紹介しない」の?