DQ9を挑戦作とか言ってるから腹立ってきた

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20399374,00.htm
確かにDQ9すれ違い通信は大成功した。面白いと思った。
けど、全く同じゲームを無名の会社が出したって初動で200万本も売れるわけがないし、そうなるとすれ違い通信の密度も低く話題にもならずそのまま消えてった可能性が高い。人が集まったから話題が生まれて、話題が人がたくさんあるから更に人が集まった。ただそれだけのこと。ドラクエだから成功したわけであって、ドラクエであれば中身なんかどうであっても成功しただろうということ。
「挑戦」とするのであればマックのクォーターパウンダーみたいなマネをして、ドラクエチームの作であることを伏せた上でやってみせて、それで上手くいったら「成功」なんじゃねーのかと。
このゲームが「SIMPLE DSシリーズ THEきせかえRPG」だったら買ったか?買ってないだろ?すれ違い通信が成立する事を期待して外出したか?しないだろ?中身が同じでもメーカーとタイトルが違うだけで話が全然違ってくる。「スクエニドラクエ」って看板を隠してはじめて「挑戦」だろう。
正直ドラクエ9の現状を受けて「挑戦し、成功した」と思ってるんなら勘違いしてんじゃないの?と言いたい。


恐らくテキトーなものでも次の「ドラクエ」を出せば初週200万は売れるだろう。今回の「挑戦」とやらで何を得られたかは知らんが、少なくともこの「成功」はゲーム業界全体で見るとまるで役に立たないんじゃないかな。同じ様な事が成立しうるのは初動で100万単位で売れるスクエニ任天堂くらいじゃないか?


なんかもう人を引っ張れるのは圧倒的に「話題」なんだろうなと思う。「質」とか「面白さ」じゃなくて。



あとここ

「一度離れてもまた遊ぶ気になる、毎日電源を入れたくなる仕組みを盛り込んだ」

確かに毎日起動した(ラブプラスが来たのでお役御免)が、途中からは「電源を入れたくなる」というような正の欲求ではなく「電源を入れなきゃいけない」という負の欲求で入れてた。
ロクサーヌとかいうバカ女が日替わりでアイテムを入荷してくるが、入荷商品のテーブルは週替わりになっており、その週のうちに「当たり」の入荷がないとそのテーブルにしかないアイテムは入手不可能となる(今後再配信の可能性はあると思うが、いつになるかはわからん)。モンスターからいくらでも盗める商品をいくつもいくつも入荷して、肝心のレアアイテムを入荷しないまま何日も経過というイライラがあっても、とにかくそのレアアイテムが出るまでその週の内は「毎日電源を入れなきゃならない」という感覚だ。
これはいただけない。
通信プレイ時、相手のwifi商品は個数無制限で買えるらしいが、肝心のレアアイテムを入荷した状態の相手と通信プレイができるとは限らないわけで。相手だってその商品棚をキープしたまま何日もwifi商品チェックをしないわけにもいかないわけだし。
ついでに言うと、毎日起動して毎日見る画面なのに、wifiショッピングとか書かれた幕が上がる演出がトロくてイライラする。あれいらねーだろ。


まあでも1ヵ月は楽しく遊べたし、1ヵ月半くらいはなんとか遊べたので他のゲームと比べたらはるかに頑張ったと思う。プレイ時間あたりの単価で言ったら最近買ったどんなゲームよりもお得だったし。
ただ、感覚的であいまいな話だけど、体験密度は薄いんだよね。戦闘でキャラが動いてるのを見てる時間もプレイ時間にカウントされてるけどその間俺は何もしてないわけだし。
その辺を正確に数値化できるわけじゃないから、単純に6000円/150時間で1時間あたり40円でお得って思うしかないんだけど。




あとは、1年後に配信されるであろう真のラスボスまでのイベントをどういうペースでこなしていくかが心理的負担になってる。今はもう当分やりたくないが最後まではやりたいわけで。
という俺の感想を踏まえて言うと「ラスボスイベントを受信したプレイヤーがどれだけいたか」が出せるなら出してほしい。というか、公表しなくていいからそのデータを取れるんなら取ってほしい。どれくらいの人が1年頑張れるのかという意味で、そこまで大多数のプレイヤーが付き合ってはじめて「成功」なんじゃないのかと思う。





あと今更になってしたり顔で「すれ違い通信には可能性を感じる(キリッ)」とか言ってるのもなんか腹立つな。nintendogsの頃からある機能だぞ。成功例出てから可能性とか