リアル

http://www.hayamiz.jp/2007/11/post_4dfc.html
これ見てケータイ小説の「リアル」について書こうと思ったこと思い出した。ので書く。
話はいきなりケータイ小説から外れるが、中二病真っ盛りの少年が「俺は飛竜族の末裔にして魔王の生まれ変わり。人々を護る使命を持つ飛竜族の運命と、人々を滅ぼす使命を持つ魔王の運命、どちらに従うべきか…」という設定をもっていたとします。彼は中二病真っ盛りなので冗談でもなんでもなく本気でこう思っています。この話を同じく中二病の親友に打ち明けたところ、親友は「そうか、お前が魔王の生まれ変わりか。実は俺は勇者の血を引く者なんだ。だから俺には魔王を打ち倒す使命がある、いずれお前とは戦う運命にあるのかもな…」と自分の設定を打ち明けてきました。この会話は冗談でもなんでもなく本気。彼らにとって、「親友同士でありながら戦う宿命を持つ魔王と勇者」というのは限りなくリアル。
ケータイ小説読んだ感想の「リアル」ってのもそういうことなんじゃないかなあと。「レイプされた過去をがあり、不治の病に冒されているため余命3年。借金を抱えたホストの彼氏がいる」とかそういう設定が心の中にあるんじゃないかと。