お前らもぱどタウンに来いよ

何もないし大して面白くもないけどさ。まあ見てるだけがいちばん面白いと思うよ。
昨日ぱどタウンがどうのとか書いたから久々に精力的にぱどタウンを徘徊してみて色々目に付いた。
基本的にあそこは外の世界とは全く別の空気が流れているので、まずここを読んで基本的な部分を理解しておいてください>http://homepage3.nifty.com/kazano/200406b.html#14_t1

俺たちPC遣いは高々2バイト増えるくらいでどうもこうもないので、男らしく「み」の人権を尊重して「書き込み」を「カキコ」などと略さない。「み」だけ仲間外れみたいなみみっちい真似はしない。
しかしぱどタウンでは「書き込み」を「カキコ」ですらなく「カキ」と略すのだ。「カキ」だ。8バイトから4バイトへの圧縮に成功していると言える。また「カキ」を変換して得られる漢字なら何でも良いらしく「花器」とか「花卉」とか「柿」とか書かれている場合もある。最後のなんてたった2バイトまで減っている。圧縮率25%だ。
まあ圧縮率とかどうでもいいんだが、「カキコ」から更に「コ」がハブられた経緯には間違いなくケータイが関与していると思われる。何せオの段の字出すのに5回も押さなきゃいけない。俺もケータイの時はなるべくならエとオの段の字は使いたくない。
で、他にもこういう略が見つかればいいのになーと思ったんだけどぱっと思いつかなかったので考えるのをやめました。

オの段死ねとか書いた直後にもうオの段の話になるけど、「お願い(します)」などの「お」を「汚」にする傾向があるようだ。敬語禁止の世界だから「御」に抵抗があるんだろうけど「汚」はちょっとなぁ。ひらがなでいいだろう汚膣毛。

架空

あと、以前潜入活動をしたときには見た覚えがなかったのだが新しく「架空」という文化ができたようだ。元からあった文化に新しい名前がついただけかもしれないが「架空やってる」という文は以前は気がつかなかった。
サイバースペースにおける振る舞いとして、古くは土佐日記の頃から異性を名乗る「ネカマ」「ネナベ」という文化がある。また、旧世紀末に生まれたと思われる「なりきり」という文化がある(「ナリ」と略される場合あり)。これはアニメや漫画のキャラになりきってチャットなどを行う行為を指す。
そして「架空」についてだが、実体は「ナリ」+「ネナベ」と表現するのが妥当だろうか。アニメや漫画ではなく自分の考えた架空のキャラになりきる行為を指すようだ。「ネナベ」を加えたのはそれを行っているプレイヤーが女子であり、キャラクターが男子である傾向が強いように読み取れたから。
女子小中学生の使う男言葉というものは極端に不自然で、ネナベがバレバレだぜ。女だってバレないように注意しろ。(こんな感じ)
あとなんか死神っぽい属性とかがつく場合があるね。まあこの時期のこの程度のイタ行為はこんなもんかなと思う。10年後に思い出して悶え苦しめばいい。

ぱど厨について(追記)

著作権無視の素材がどうのこうので有名だったぱど厨だけど、著作権無視の素材は不気味なくらい見なくなったと思う。その点ではmixi民の方がよっぽど意識が低いように感じられる(ぱどタウンは他のユーザの活動をチェックするのがいちいち面倒なので目に入りづらいというのもあるが)。カヘスタとかその辺は知らない。
恐らくこれは、ぱどタウンについての情報をまとめてるサイトが啓蒙活動を行った結果だと思うんだが、著作権無視が横行してるこんな世の中で「そんなに簡単に清浄化できるか?」と思うだろう。しかし、色々見てると情報サイトの管理人がかなり強い影響力を持っていることを感じられる。自分にとって有益な情報を流してくれる人の言うことは素直に聞くんだろう。結果的に情報サイトの管理人は洗脳に近いまでの制御力を持ちうることになったのではないかと。
あと、システム側の改善もあった。外部の画像とかhtmlを表示させることができなくなった。と言ってもぱどタウンアップローダができたわけではなく、Pocheという提携サービスができてそこのファイルならOKという感じのようだ。これによって外部の無関係なアップローダを使用したり、何かの公式サイトみたいなところの画像を直リンクで表示したりとかいうことはできなくなった。こっちの影響の方が大きいか?
しかしながらPocheに他人の著作物をアップロードしたりしないという点ではやはり啓蒙活動が実を結んでいるのではないかと思う。思いたい。

ぱどタウン内での通貨(22時頃追記)

みんなが大好きなMMORPGではゲーム内通貨があって、それでアイテムの売買を行ったり、アイテムの授受→換金といったことを行うと思う。しかし、ぱどタウン内ではアイテムの授受も金銭の授受もアイテムの売却もできないので、ぱどタウン内での通貨である「パドル」はユーザ間では何の意味も持たない。
タウン内でユーザは「アイ(アイコンの意)」や「壁(壁紙の意)」が価値を持っており、通貨の代わりとなっている。「通貨」と表現するよりは交換によって得る最終的な物と表現したほうが良いかもしれない。しかし、誰もがアイコンや壁紙を作れるわけではなく「作ってほしい」というリクエストに対する報酬はまた別の物が存在する。
上でPocheのデータのみ表示できるというシステム上の制限の話を書いたが、どうもこのシステムがネックになっているようで、「ぁP(アップロードの意。なんとなくうpの方がなじみがあるが…)」が「ぉ礼」らしい。
もうちょっと具体的に説明すると、Pocheは利用料が年額2100円かかるため、誰もがアカウントを持っているわけではない。そこで、アカなしユーザのために「『ぁP』してぁげるからゎたしに『藍』作って」ということらしい。「アイコン作成技術>年額2100円のアカウント」という俺の感覚だと凄く図々しい気がするのだが、現金2100円に比べたらアイコン作成の手間賃は安いのかもしれない。(実際に取引に参加したわけではないので、肝心のデータの受渡がどこで行われているかわからない。どう考えても外部のアップローダを使用することになるので、ぱど厨についての所で書いた俺の解釈は誤っている可能性あり)
また、Pocheのアカウントもアイコン作成能力も持たないユーザは情報を提供することを報酬にしているようだ。どうも「上の青いバーを変えるタグ」というのの価値が高いっぽいが、「上の青いバーを変えるタグ」ホルダーがちょっと必死に見えるので「ぁP」ほどの価値はなさそうだ。
我々の文化とは完全に異質ではあるが、割とわかりやすい社会が構成されているように思える。
見ているとどうも「ぁP」能力が最も価値が高いように見える。まあ、アイコンも壁紙もやっつけ仕事って感じで、既存の写真(上で著作権問題が解決してるかのように書いたが、恐らくダメな写真も混ざってると思う。ちょっと判別できない)とか文字とか乗せてるだけっぽく、フリーのツールでも作れるからだろう。タグは一点ものってわけじゃないし、同じ情報は1つで十分だから価値は低そう。2100円強し。2100円で王様気分。
ここでも「金>技術」か。技術屋泣かせの社会が既にできあがってるぞ、気に食わない。