http://wiredvision.jp/news/201009/2010092821.html
この記事のタイトルにもなってるけどさあ、洋ゲーってそんなに自由度高いゲームばっかじゃなくね?
GTAみたいな箱庭ゲーなんかよくそういう揶揄のされ方をするけどさ、「ミッション開始地点に行かないと話が進まずに自由に遊べる」みたいな状態だけ見て「自由度はいらない」「シナリオがない」とかほざいてないよね?だったら動画評論家もいいかげんにしろって感じなんだけど。
ブコメ見ると他にも「○○だから洋ゲーはダメ」みたいな意見あるけどさ、そうじゃない洋ゲーは遊んだの?そういう邦ゲーは遊ばないの?
洋ゲーが売れないのは単に情報不足から来る無理解で、「よく知らないゲームは買えない。いつものシリーズ物なら大失敗はないだろう」的な消極的選択で邦ゲー選んでるんだと思うんだけど。
つーことで部屋に転がってる洋ゲーを適当に見繕って、「キャラ」「シナリオ/自由度」「銃/残酷表現」あたりをポイントに紹介します。
特に断りがない場合は日本版なし。幾つかはPCでも出てると思うけど適当に調べてください。
同タイトル映画のゲーム化。
キャラ
スパイダーマンって日本でもそこそこヒットしてるし、このキャラは受け付けない」ってことはないんじゃなかろうか。
スパイダーマンやベノム等、素顔ではないキャラクターの造形は納得の出来だけど素顔が酷い。特にもともとあんまり可愛くないと評判のMJがとんでもないことになっている。
シナリオ/自由度
話としてはリザードとかのあたりから、映画と同じくベノム&サンドマン戦まで。合間合間に映画にないエピソードなんかもはいってくる。
ミッション中以外はかなり作りこまれたように見えるマンハッタンをスパイダーストリングを駆使して自由に移動できる。スイングしながらの移動は人によっては酔うかも。
これも映画のゲーム化。マイケル・ベイ監督の1作目の方ね。ちょっとこれ耐えられなくて最後まで遊んでないです。
キャラ
あの映画版のカッコいいトランスフォーマーを操作できるのは嬉しい。
人の顔はこれもダメだったかな。
シナリオ/自由度
オートボット側とディセプティコン側のストーリーが、キャラごとに区切られてる感じになってる。シナリオは映画と一緒なんじゃないかと思うんだけど、チートで最後のミッション出したら何故か宇宙まで行ってた。ちゃんと遊んでないので経緯不明。
これもミッション中以外は自由に遊べるんだけど、それほど広くないし作りこまれてもいないような印象。トランスフォームしながら走ったりするのは楽しいんだけど、人型状態で走るとカメラが上下に揺れるのでかなり酔い易い感じ。
銃/残酷表現
トランスフォーマー達の武器は主に銃っぽいものなんだけど、格闘の方がよく使う感じ。そしてそのせいで戦闘が地味&面倒。
残酷表現はないけど、ロボットが爆発するのも許せない人にはNGか。
車にトランスフォームして歩道に突っ込んでも人は轢けません。
NARUTO RISE OF A NINJA/The Broken Bond(360)
アサクリでおなじみのUBI製のナルトゲー。販売権の関係で日本では発売できないと思われるが、1作目は日本語ボイスをダウンロード可能。2作目は元々入ってる。
キャラ
元々日本の漫画なので説明不要かと。モデリングにも特に不満はない感じ。
日本語ボイスを選択可能なんだけど、アクション部分のボイス(ハッ!みたいなの)は英語版の音声なのでちょっと違和感あるかも。
シナリオ/自由度
1作目は我愛羅戦まで、2作目はサスケと決別まで だったかな。
これもミッション中以外は自由行動。木の葉の里の作り込みが凄いので走っててかなり楽しい。ナルティメットなんとかの最新版と比較してどうかは知らないが。
PROTOTYPE(PS3/360)
箱庭ゲーでは一押しなんだが残酷表現あり。ゾンビゲー
シナリオ/自由度
自分をこんな体にしてしまった犯人を突き止めてとっちめるのが主な目的。その辺を歩いてる関係者を取り込み、記憶を読み取ることで、メインストーリーでは語られない部分を知ることができる。
これも箱庭ゲーで、マンハッタンを自由に行動できます。壁走り・滑空で移動するのでスパイダーマンとはちょっと違った空中散歩が楽しめる。
銃/残酷表現
銃とか出てくるけどあんまり役に立たない感じですね。ロケランはちょっと使う。
相手の大半がゾンビとはいえかなり大量に殺すんでアレかもしれないですね。あと、感染した建物なんかの描写はちょっとグロテスクなので苦手な人はいるかも。映画サイレントヒルっぽい感じ。
箱庭ゲーは以上。
割と最近リメイクされたバージョンのキングコングのゲーム。実績が簡単なことで有名。怒りのメガトンパンチとかは関係ない。
シナリオ/自由度
大筋としては映画の通りかな。ヒロイン役の女がさらわれるので助けるために行動するオッサンパートと
女をさらってみたはいいけど結局どうしたかったのかわからなかったゴリラパートが楽しめます。
自由度は特に無し。
銃/残酷表現
オッサンのメインウェポンは銃ですね。あと槍とかも使う。
残酷表現っぽいのは、ゴリラパートの戦闘でT-REXみたいなでっかいトカゲを口から引き裂くみたいなフィニッシュムーブがあります。
あと、虫が苦手な人はダメみたい。
X-MEN ORIGINS:WOLVERINE(PS3/360)
昨年公開の映画ウルヴァリン:X-MEN ZERO(邦題)のゲーム。の、はずなんだけどあんまり映画に沿った話ではない。
キャラ
これは映画のキャストにかなり似せてると思うんだけどどうだろう。ヒュー・ジャックマンかっこいい。
映画に出なかったキャラでは、ブロブとかセンチネルとかも出てくる。まあブロブいらねーけどな。
シナリオ/自由度
ローガンがヴィクターに負けて研究所に連行されてアダマンチウム注入されるあたりから、デッドプール倒して記憶失う辺りまでの映画と同じ展開に、回想っぽく別の話を交えて進む。
自由度は特になし。ストーリーに沿って同じような敵を何度も倒して同じ建物をぐるぐる移動させられたりする。
銃/残酷表現
ウルヴァリンは銃使わないね。敵が撃ってくるけど無視するのがセオリー。
残酷表現についてはなにせウルヴァリンがなかなか死なないものだから、ダメージうけまくって骨が露出するみたいな描写もある。
敵の首を刎ねたり壁から出てる杭に突き刺したり等色々な殺し方ができる。
通称石村。SFゾンビゲーって感じか。
キャラ
主人公のアイザックは[ 三]こんな感じのヘルメットをずっと被っていて、エンディングまで素顔は出てきません。寡黙だけど物を踏むときだけ妙にハッスルする"技術者"。技術者なのでマッチョではありません。
その他の登場人物はあんまり接点がない感じ。終始つきまとう孤独感。
シナリオ/自由度
砕石船「石村」が通信不能になったっぽいので修理しに着てみたら大変なことになってた!恋人のニコールの安否も心配…
石村がこんなことになった原因を探ってなんとかしつつ脱出するのが主な目的かな。右スティック押し込みで次に行くべき場所への順路を教えてもらえる。まあそもそもそれぞれの章で移動できる範囲がそれほど広いわけでもないんだけど。
ということで自由度は特に無し。
銃/残酷表現
プラズマカッターとか言ったりするけど武器は銃ですね。
残酷表現はゲーム性に大きく関わっていて、欠損表現完全NGの日本では出せなかった代物。
通常、ゾンビの弱点は頭だが、ここの奴らは手足が弱点。足をぶった切って機動力を奪ったりする。
FPS風パズルゲームとでも言えばいいのかな。あえて紹介する必要もないくらい評価されてると思うけど一応。
キャラ
自キャラは黒人女性らしいんだけど、その姿を見ることはほとんどない。
自キャラ以外は無機物だけど、タレットは初心者でも萌えやすいのではなかろうか。
シナリオ/自由度
突然始まり多くを語らないまま終わるという意味ではシナリオらしいシナリオはないんだけど、随所に残されたアレコレから状況を推察することはできる。まあ、パズルゲームとしての完成度を考えるとシナリオなくてもいいんじゃないかと思えるけど。
自由度はよくわからないな。タイムアタックを見ると常軌を逸した手段でクリアしてるけど。
銃/残酷表現
ポータルガンは銃だけどこういうのは別にいいでしょう。一部、瞬間的にエイムしなきゃいけないところがあるので、FPS慣れてないとそこで詰まるかも。
ゲーム中盤にコンパニオンキューブを焼却炉に投げ込んで殺させられるという前代未聞の残酷表現がある。
これとかFallOutなんかは「RPGなのにFPSかよ」みたいな感じで敬遠してる人がいるとおもうんだけど、あくまでRPGなので能力が足りなかったらちゃんと狙っても当たりません。逆もあります。
キャラ
自キャラは作成可能なんだけど、日本人受けするような顔を作るのは至難の業。
俺はトミー・リー・ジョーンズ似の渋いオッサンを作ってプレイしてた。
宇宙人が多数出てくるので人外NGだと全然ダメかも。
シナリオ/自由度
ストーリーはスターウォーズなんかで見たようなベタなSF。特に用のない惑星について、重力やら温度やら、やたら詳細な設定があるのでそういうのが好きな人は楽しいと思う。
こなさなくてはいけないミッションが幾つかあるが、攻略する順番は自由。細かい奴はほったらかしでもOK。
銃/残酷表現
前述の通り、こういうRPGで銃を使うことに抵抗感を示す人が多いみたいだけど、昔のFFをイメージしてみてほしい。斬撃が飛んでるだろう?ああやって、「戦闘時にいちいち接近しなくてはいけないことを回避する」ための表現を納得出来る形にするためには銃か魔法になるんじゃないかと思うんだよ。あとこれ魔法みたいな攻撃もある。
残酷表現は特にないかな?
SIMPLE2000シリーズ Vol.111 THEいただきライダー ~お前のバイクは俺のモノ/Jacked~(PS2)
これ凄く面白いと思うんだけどタイトルで大損こいてるんだよなー。
バイクレースゲーなんだけど、走行中に敵車を奪うことで有利に進められるっつう感じのゲームです。
海外ではフルプライスで出てたとか聞くけど日本じゃ定価でも2000円だ。お買い得。
絶対入れようと思ってたのに忘れてた。
陽気なサルサのBGMを聞きながら南の島で独裁政治をする街づくりシムです。
キャラ
海外版のパッケージにいたサングラスでヒゲでデブのオッサンが何故か日本版のパッケージで削除されており、恐らくその判断は正しかったんだと思うけど結局売れなかった。というか店に並んでなかった。
キャラメイク時に設定できる見た目のパターンはそれほど多くない。男性だとどうやっても嫌な感じのオッサンになる。女性だとそうでもないが余りにも見た目のパターンが少なすぎる。
顔は出てこないが、ちょくちょく流れてくるラジオのDJ.ファニートが受け入れられるかどうかがキーか。ラジオ消せるけど。
シナリオ/自由度
キャンペーンが15か20くらいあってそれなりにボリューム感はある。
自由度は普通の街づくりシムと同程度かな?どうしても安定パターンに走りがちだからそれほど自由に街を作ってる感じはないけど、街づくりシムを機械的にやるとどれでもこうなるでしょう。多分。
銃/残酷表現
ダダダダダ!うっ!
プレジデンテの政権を維持するために反逆者はあっさり殺される。
血とかは出ないし、死体にならずに消滅するので残酷表現には当たらんでしょう。
まとめ
色々書いたけど「自由度が高すぎて何やっていいかわからん」「シナリオがない」ようなゲームは一切挙げてないつもりです。というかそんなのあるか?
キャラゲー中心で挙げたんで、マッチョのゴツいオッサンばっかり出てくるようなゲームも挙げてないです。
残酷表現については、俺がゾンビゲー好きなんで偏ってるかもしれないですね。
ただ、日曜の夜21:00〜23:00に映画バイオハザード1〜3を三週連続で放送したことについて、あまり問題視されていないようなので、ゾンビの虐殺は残酷表現にあたらないのかな?と思ったり思わなかったりします。
目についたのとりあえず挙げたんで、おすすめじゃないのも混ざってます。スコットピルグリム以外の映画ゲーはおすすめしません。
一押しはPROTOTYPEとPeggleです